- 2016-6-5
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私事ではあるが、日曜日の午後はほとんど決まって女子プロゴルフの観戦をする。
このスポーツにはドラマがあり、最終ホールで大逆転等あれば、かなり面白い!
女子には解らないだろうが、男が女子プロゴルフを観る楽しみは、決してきらびやかな美しい姿を見たいがためではない。
一般素人の飛距離が女子プロの飛距離にほぼ近く、本当に参考になるのだ。
中には全然相手にならないくらい飛ぶ女子プロもいるが、彼女たちは別格だ。(渡邉彩香とか穴井詩とか 知らんやろうけど)
男子プロの飛距離はオッサンになればなるほど、至って参考にならないし、意味をなさないのだ。
そんな前置きはどうでもいいのだが、今日もTV(BS)で、ヨネックスレディースという大会を観戦していた。
P・チュティチャイというタイの選手と上田桃子と藤田光里の3人による優勝争い!
行き詰まる混戦の中、藤田光里がひさしぶりに良いプレーをして、トップに並んだ。
藤田光里は北海道出身の美人ゴルファーで、昨年初優勝を遂げ、今期2勝目を目指す新人スターである。
女子プロファンなら誰でも知っている逸材である。
それともうベテランの域に立つ上田桃子とタイの知らない選手の闘いである。
当然、藤田光里にファン最大の期待の声がかかる!
『ひかりちゃん、ガンバレー!』
『2勝目もうすぐそこだー!』
しかし、そんなプレッシャーに耐えかねて、彼女が真っ先に脱落し、戦線を離脱する。
そうなると当然上田桃子にファンの視線は集まる。
上田は期待に応えて、最終ホールをバーディーで上がり、タイのP・チュティチャイの上がりを待つ事になる。
チュティチャイはしぶとく、17番のパーパットを沈めて、18番に望み、18番の少し残ったパーパットも決めて、プレーオフに持ち込む。
ここまでは、完全に私も上田桃子を応援していた!
ところが、ここでアナウンサーから、P・チュティチャイの情報が耳に入った瞬間ファン心理が動く事になるとは・・・・?
『P・チュティチャイは11歳でゴルフを始めてから、父がずっとコーチだった。
タイで試合に出ていたころは父がキャディも担った。
父と娘、二人三脚で成長してきた。
だが、4年前に60歳で他界した。
「生きていたときは全部面倒をみてもらった。(亡くなり)人生をすべて失ったというくらいだった」と振り返る。
日本ツアーへの参戦を決めるときも背中を押された。
愛娘が日本で優勝することを夢見ていたという父の夢を叶えることが今最大の目標である。』
これを聞いてから、私はどちらかというとP・チュティチャイ派に立ってしまった。
「上田桃子はもう何回も優勝しているから今回はえーやん。」
「今回は勝たしたりーや。」
みたいな感覚である。
それとともに、自分でも知らないうちに10番くらいからの落としそうで落とさない彼女の必死のパットに心を打たれていたのだ。
「この子、パットすごいな!」
「勝利への執念半端無いな!」と思っていたのだ。
そして、予想通りその執念に灯りが点される事になる。
念願の初優勝を成し遂げてしまったのである。
とかく人というものは、ヒューマニズムに弱い。
物語に心を寄せてしまう生き物である。
最後の優勝インタビューで、アナウンサーがお父さんのことに触れると、笑顔の彼女から涙が溢れた!
その瞬間、周りを取り囲んだギャラリーから暖かい拍手の歓声が沸き起こった。
年甲斐も泣く、私もTV越しに涙腺が緩んだ。
『良かった、良かった、優勝おめでとう!』
自分の中のファン心理が動く様をまざまざと感じた良い試合であった。
とともに、心を打たれるヒューマニズムとそれに一致する必死さが何よりも人の心を動かす原動力になるのだと確信した!
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